Brand Management Service 副代表の廣里です。
本日は“ブランディングとマーケティングの違い”についてお話しさせていただきます。
この二つの言葉や意味を混合して使ってしまっている方がいらっしゃいますが、
意味も使い方も全く異なるものです。
マーケティングとは
自分で自分の魅力や強み、イメージを相手に伝える活動
です。
「Brand Management Serviceは医療機関や介護事業所のブランディング・マネジメントに特化しています」
「医療コンサルタントとブランドデザイナーが在籍しています」
という風に、自社サービスの魅力や特徴を相手の方に伝える活動全般がマーケティングです。
ホームページやパンフレット、看板、動画などで自社のアピールをされている事業所も多いと思いますが、
そのような活動は全てこの「マーケティング」に分類されます。
ブランディングとは
相手に自分の魅力や強み、イメージを理解してもらう活動
です。自分から何も自己紹介しなくても
「Brand Management Serviceは医療機関や介護事業所のブランディングに特化したサービスだよね」
「医療コンサルタントとブランドデザイナーが在籍している会社でしょ?」
という風に、患者さんや利用者の方など第三者の方の頭の中に企業イメージを構築していく活動がブランディングです。
基本的なサービスにプラスαの付加価値(企業理念やビジョン、事業に関する考え方など)を加え、
イメージを継続的に発信していく事で相手の頭の中にブランドが形成されていきます。
ここで注意していただきたいのが、
「ブランドを形成するためには継続的に統一されたイメージを発信する必要がある」という事です。
患者さんや利用者の方が目にするもの全ての要素(医療機関の外観や内装、看板、ホームページ、パンフレット、ロゴマーク、診察券、衣装、接客態度、など)を全て同じメッセージとして発信し続けなければいけません。
例えば、高齢者を対象としているのクリニックなのに、パンフレットの文字が小さかったりホームページのデザインが若々しかったりすると「誰をターゲットにしているクリニックなのか」分からなくなり患者さんが混乱してしまいます。
これからの時代、マーケティング活動だけでは生き残れない
「高品質なサービスを提供していれば、患者さんや利用者の方が集まってきてくれる」という時代は、既に終わりを迎えました。
提供するサービスが高品質なことは、今の時代「当たり前」なのです。
サービスの質だけをマーケティング活動で伝えていても、同様のサービスを扱う医療機関や介護事業所は他にもたくさんあります。
このような状況から抜け出すには、
ブランディングによってプラスαの価値を患者さんや利用者の方々に提供するしかありません。
投稿者【廣里隆明】
Brand Management Service 副代表
Brand Design TSUMIKI 代表